同人徒然

同人でのモヤモヤが募った時に「王様の耳はロバの耳」的な徒然を吐き出しています


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男子のあえぎ声に思う
やおいでもBLでも、欠かせない要素と言えばストーリー性とエロだと私は思っている。
コミックなら白っぽいページ(=服を脱いでる)、小説なら「……」や「あ」の多いページ(=息づかいとかあえぎ声)に、どれだけの萌えが詰まっているかが重要なのである。
男子×男子なのでヨがるのも当然男子なわけだが、オンオフ問わず、この時の声の表現でどうにもモニョる作品に時々出くわす。甚だ個人的ではあるが、以下にその何パターンかを記したい。

【パターン1】受けが「あんあん」言いすぎる
二次創作のやおいだと、原作はたいがい少年マンガだ。
もともと少年マンガのキャラクターだから、原作ではそりゃもう熱血で、男気あふれていたりする。
普段は「ざけんなテメェ」口調だったりもする。
そんなキャラなのに、いざ受けになってコトに及んだ途端「あんあん」言い始めるからモニョるのだ。
こらえてこらえて、それでもこらえ切れずについ漏れてしまった感じ……に私は萌えるのだが、前戯の段階からすでに「あ」の形で唇全開。萌えるどころか萎えてしまう。
受けの男子なら「イヤン、バカン(はあと)」ではなく、ストイックな涙目状態が私は好きだ。(熱弁)

余談だが、後背位の受けが、枕をかんで声を我慢しているシーンでこんなあえぎ声があった。
「むう、ん、……ん、ん、むうっ、む、む、む、む、む…んん」
「あ」の羅列(軽く10個)も結構キツいが、「む」の破壊力に比べたらそうでもないことがわかる。
枕をかんで声を押し殺すのだから、現実にはこんな声になるだろう。だろうが、萌えか萎えかと問われたら、私は後者を挙げるしかない。

【パターン2】攻めのあえぎ声
攻めなのにあえぐな、というわけではない。
挿入から達する瞬間まで受けの「あんあん」に合わせ、攻めまで「ああっ、いいっ、いいよ、はあっ、はあ」としゃべりどおしなのは萎えるなあ、と思う次第。
そのテのサイトによると、パートナーのあえぎ声がうるさいと思っている女性は結構いるらしい(笑)が、現実にはともかく、紙面で文字になっている状況では鬱陶しくて仕方がない。
攻めの漢(と書いてオトコと読む)っぷりをアピールしたいのか、達する瞬間「うおおおお」なんて描写されている作品を読んだこともあるが、もはや何かの必殺技を繰り出しているとしか(笑)
攻めの色気は、動きのついでに鼻から漏れてしまう息づかいとか、1滴2滴としたたる汗で表現したい。(持論)

【パターン3】痛い系と男性向け
再び受けの話になるが、どう考えてもこれ苦痛でしょ、ってなあえぎ声がある。
「ひぎぃ」とか「あぐぅ…ッ」とか、濁点がつくとどうにも痛い感じがしてやはり萎える。
痛いのが気持ちいい方々はともかく、私としては痛いのものはやっぱり痛いので、濁点つきのあえぎ声はちっとも萌えない。
それから男性向けでよく見かける「らめえ」とか「もっとかきまぜてぇ」等々。これらをやおいで見かけた時のモニョモニョ感ときたら……。
パターン1でも書いたが、二次創作の場合、だいたいはもともと男らしいキャラクターのはずだし、実際エロ描写に入るまでは「やれるもんならやってみろよ」的な発言もあるのに、身も心も蕩けた状態(笑)だと男性向けのあえぎ声になってしまうあたりに違和感を覚えるのだ。
こういう作品にはだいたい、「奥までツいてぇ」とか「イク、イクぅぅぅぅ」もついてくる。せっかくのエロシーンなのに、「女性向けだったよな、この本」と改めて表紙を確認したくなる作品も過去にあった。
二次創作なら、なるべく原作キャラの所作・言動・考え方を生かしたほうがいいと私は思っている。むろん、あえぎ声も例外ではない。

【パターン4】番外編
萌えるとか萎えるとか言う以前に、ひたすら脱力してしまったあえぎ声がある。
「ふわあああっ」 ……あくび?(ではない)
オン友から借りた同人誌の中にそれはあった。
ごく薄いオフ本で、たいしたストーリーもなくエロシーンに突入したものの、受けのあえぎ声がすべて「ふわあああっ」。
正確には「ふわあっ」や「ふわああ」もあったが、とにかく「ふわ」「あ」「っ」の3種類のみの組み合わせに終始したあえぎ声。 ぶっちゃけ絵柄もへ(ryだったが、とどめに驚いたのはあとがきのページだ。
「最近は商業の方でもお仕事させてもらってます♪ 興味のある方はお問い合わせください☆」と記載されていたのだから。 こ、この絵柄にこのあえぎ声で商業だと……!?
マイナーカプのため神サークルは存在しない、とこの本を貸してくれたオン友が言っていたが、それにしても同人誌を読んで絶句したのはあれが初めてだった……。

以上、私がこれまでに出会ったあえぎ声である。
何にでも好き嫌いがあるのだから、あえぎ声だってそうだろう。 私が「萎える」と思う表現を、「萌える」と思う人もいるのだろうなあ。 皆さんは、どんなあえぎ声がお好きですかw 

これが私のエコロジー
オン専である私にとって、創作物を発表する場と言えば自サイトだけだ。
萌えの赴くままに妄想を吐き出し、仕上がった作品は自分の都合に合わせてサイトに公開。自分なりの目標はあるものの、締め切りを気にすることも、泣く泣くページを削ることもない。書きたいシーンを書きたいだけ書けばいい。
サイトを立ち上げてから約5年、そんなことを繰り返してきた私だが、これまでにほんの数回、オフ活動に関わったことがある。その時からずっと感じていることを、今回は綴ってみようと思う。

例えば個人誌の発行部数を、分かりやすく100部とした場合。
即売会や通販で、100部をすべてさばききったとする。単純に考えて、その本の読者は100人ということになるだろう。
買い求めてくれたからには、一度は読んでもらえるはずだ。するとまたまた単純に考えて、その本を100回は読んでもらえることになる。
……が、100回でおしまいなのだ。
私なんぞの個人誌が、中古ショップで再び買い求めてもらえるとも思えない。それどころか、「可燃物」と書かれた袋に入れられるのがオチだ。だからこの本の読者は、100人以上にはなり得ない。

一方、その作品を(同人誌には収録せずに)自サイトで公開するとしたらどうだろうか。
自分がサイトから下ろさない限り、その作品はウェブ上に存在し続ける。
毎日一人ずつでもいい、初めて私のサイトへ来てくれた人がそれを読んでいってくれるとしたら、その作品の読者は100日で100人。公開期間が長ければ長いほど――やがては1ヶ月で一人になってしまうのだとしても――それを読んでくれる人の数は増えていくことになる。
何かを創作して発表する以上、やはり一人でも多くの人にそれを見てもらいたい。読んでもらいたい。
サイトで公開し続けていれば(無料の手軽さもあり)、読んでもらえる機会が途絶えることはない。

だが発表の場が同人誌だと、最大読者数=発行部数であることが、私にはとても「もったいない」と思えたのだ。
そうしてある時、個人誌の脱稿直後、私は相方に言ってみた。

「せっかく書いたのに、サイトでは公開できないからもったいないね」

一人でも多くの人に読んでもらえる機会が増えていかないからもったいない。ただでさえ読んでもらえる機会が少ないのに。(僻地サイトだから)
そういう意味合いである。
すると相方は思いもよらない返事をよこしたのだ。

「せっかく書いたのに、本にしないほうがもったいないよ!」

……これは「無料で公開したらもったいない、本にすればお金取れるのに」という意味ではない。
イベントにサークル参加する場合、「即売会当日までに同人誌を1冊以上発行していること」等の条件があるのが常だが、サイトで公開せず本にすれば、まずはこの条件をクリアできる。
仮に既刊があって参加条件は満たしているとしても、イベントに合わせて新刊を発行できれば、自他ともにテンションはさらに上がるものだ。
どうせ睡眠時間も寿命も削ってホモを書くなら、イベント参加へのテンションが上がったほうがいいだろう、というのが相方の考えだった。
なるほど、言われてみれば確かにそうだ。だが私はオン専であるがゆえに、イベントへのテンションよりも、一人でも多くの人に読んでもらえる機会のほうをどうしても優先してしまいがちなのだ。そう気がついた。

「イベントへのテンション」と「より多くの機会」。
この二者を満たす策としては、無料配布しかないと思うのだが、どうだろうか。頒布物が無料配布だけではNGだろうか……。
即売会では冊子を無料配布。数日後にサイトでも公開。これならどちらの「もったいない」も解消されよう。
今や「MOTTAINAI」を世界共通の概念・言葉としてもてはやすご時世である。同人界でも「もったいない」事態はなるべく避けようではないか……!

まああのー、くどくどしく綴ってはみたが、つまりは「あの本の話をオン専の人にもサイトで読んでもらいたーい!」というワガママに端を発する今日の記事なのであった!


以下は拍手レスです。 コメントなしのパチパチもありがとうございました!!  
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腐女子と公衆道徳
某日、私はジャンル不問のオフ会に参加した。
待ち合わせたのは、相方とオン友2人。合計4人で会場の居酒屋へと向かう、その道中での出来事を今回は語ってみようと思う。

私が乗換えで利用した某駅構内には、ごくごく小さな書店があった。
どういう理由なのかは知らないが、そこではあらゆるジャンルの書籍・雑誌が必ず発売日の前日、店頭に並ぶ。それを知っていたオン友Aに頼まれて、このオフ会の日、私は翌日発売予定の雑誌を買ったのだ。
Aのジャンルが掲載されている、某少年漫画誌。私は読んでいない作品だが、主人公が描かれた絵を見れば「ああアレだ」とわかるほどには知っている。その掲載誌を買ったあと、ほかの3人と落ち合ったのだった。

乗り込んだのは山手線。平日の夕方だったがラッシュまでにはまだ少し時間があったため、私達4人は運よく並んで座ることができた。それでも徐々に乗客は増え、私達の前にもポツポツ人が立ち始める。
そんな時、Aが早売り雑誌のことを思い出し私に話を振ってきた。わずか1日とはいえ自ジャンルの原作なら早く読みたいだろう。バッグにしまいこんだままうっかり忘れていたものを取り出して、Aに渡す。
私達はどこから見ても社会人ふうの女性グループだし、ガサガサと袋から取り出したのはどこから見ても少年が読むマンガ雑誌なのだが、Aは一瞬もためらうことなく、山手線の車中で早売り本を広げ始めたのだった。

ちょうど、相方がAのジャンルに萌え始めていたこともあり、早売りを手に二人の間で萌えトークが始まる。
この時いた4人のうち、Aと相方は同人歴が長くオフ活動も百戦錬磨のつわものだ。
片や私ともう一人のオン友Zは、ほぼオン専と言ってよいだろう。イベントはもちろん、オフ会に参加するのも未だ片手で足りる程度である。
オン専組の私達は、実際に声に出して萌えトークをする機会がほとんどない。文字でこそ、愛撫だ楔だ白濁だと綴ってはいるものの、「○○のこの顔がエロい」とか「▽▽はやっぱ受けでしょ」といった会話すら、すること・聞くことに慣れていないのだ。
だが今、隣では明らかにオタクくさい(そして明らかに腐っている)会話がなされている。
ちょうど相方ごひいきのキャラが登場していた回らしく、萌えトークはかなり盛り上がっている様子だ。カップリングの名称を口にして、そのオンリーイベントの話にまで花が咲き出す始末。そんな彼女達は、自分の連れである。

…という現実が、その時私はかなり恥ずかしく、いたたまれない気分だった。
Zと「ちょ、声でか……!」とささやき合って彼女達をつついてみたりはしたものの、静かになるのはほんの一瞬で、すぐにまた盛り上がってしまう。さらには二人とも地声がでかかった……。
これがイベント会場ならまったく問題ないし、居酒屋とかタクシーの中だったりしたらそれほど気にすることもないだろう。
だが場所は、そこそこ乗客で埋まっている山手線の車内である。
そんな話ならもっと声をひそめてくれ、と思ってしまった私は腐女子失格だろうか。

だがこの後、Aはさらにすげぇ行動に出た。
今号の自ジャンル原作を読み終えた彼女は、なんと早売り雑誌をメリメリと裂き始めたのだ。自ジャンル以外の部分はとっておく気がないらしい。コミケのカタログで、参加する日のぶんだけカットして持って行くあのノリである。
一見社会人ふうの女性が(Aはれっきとした社会人だが)、ぶ厚いマンガ雑誌を素手で裂いている光景は一種異様だ。
何度も言うが、そこそこ乗客で埋まっている山手線の車内で。

そうしてAがお目当ての箇所を抜き取り終わった頃、ちょうど電車は降りる予定の駅にすべりこんだのだが、すっくと立ち上がったAはあろうことか、裂き終えて不要になった部分を車内の網棚に置こうとしたのだ。
「え、置いてっちゃうの?」と驚く相方に対し、 「だって早売りだもん。見たい人いるかもよ」と答えるA。
そりゃあ早売りなら見たい人もいるだろうが、それは無残にもバラバラにされた雑誌である。そもそも「雑誌」と呼べるのかどうかすら、すでに疑わしい。興味のない人から見たら、ゴミ同然だろう。それを、平然と車内に置いて行こうとするA。
朝の電車内でスッピンからフルメイクを終える女性もいるらしいが、そういう人達同様、Aにも羞恥心というものはないのか。道徳心も欠けているぶん、Aのほうが悪質だ。

「いやいや、それは持って帰ろうよ。せめてゴミ箱に捨てようよ!」などと、子供じみたレベルでオン友を言いつのるのもどうかとためらいはしたが、良識ある社会人として、Aの所業を看過するわけにはいかない。
モラルとマナーを何より尊重する私は、混雑し始めた山手線の車内で毅然と言い放ったのである。
「でも、今回は表紙になってるよ!」
……早売りされていたのは、Aの好きキャラ(主人公)がどどーんとカラーで表紙になっている号だ。それを置き去りにできるはずはなかろう。
「あ、そうだった!」
私の一言が功を奏して、Aは網棚へ伸ばしかけていた腕をひっこめる。そうするうちに電車は止まりドアが開き、私達は目的の駅に降り立った。
今のご時世、保安上の理由から駅にゴミ箱は設置されておらず、結局Aは自分のバッグに雑誌(の残骸)もしまうことになる。うむ、結果オーライ! ……こうして、良識的な社会人であり、モラルとマナーを何より尊重する私の宵は過ぎていったのだった。


以下はメルフォレスです。 コメントなしのパチパチもありがとうございました!!
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寄らば大樹の大手様
だいぶ前のことである。相方と私は、某ジャンルの大手様と合同誌を発行した。
願ってもない好機に恵まれたのは、私達の秘められた実力を大手様が認めてくださった……からではむろんなく、同人とはまるで関係ない理由だ。

1.年齢層の低いジャンルにあって、私達と大手様は三十路の同年代だった。
2.相方と大手様の、同人以外の趣味がいくつか一致した。

……ただこれだけ(笑)
まあそれだけのことがきっかけで、イベントで初めてお話をさせていただいた時から大手様とお近づきになれた私達。
合同誌の話は大手様のほうからだ。私達からお誘いするなど、畏れ多くてそもそもありえない。
彼女はこのジャンルからの撤退を決めていたのだが、最後に私達と本を出したいから、とまで言ってくれた。
この大手様は商業アンソロにも執筆していたり、コミケでは必ず列ができるような、私達にとっては神絵師である。そんな方からの、最初で最後のお誘いを、よもやお断りすることなどあるだろうか。いや、ない……!(反語)

彼女はハタチ前から同人活動をしていたらしく、そのぶん人間関係での辛酸も散々味わったらしく、そのジャンルではほとんど友人を作らずにいたそうだ。確かに、彼女のサイトにはオフ情報といくつかのイラストが公開されているだけで、リンクやブクマの類はおろか、日記すら置いていなかった。
先述したように年齢層(購買年齢)の低いジャンルだったので、単純に付き合いにくかったのもあるだろう。
後になって彼女から聞いた話では、明らかに擦り寄りめあての態度を取ってくる人もいたそうだ。(彼女は「擦り寄り」という言い方はしていなかったが)

「人間不信」と言ってしまってもよいほど、周囲を警戒していた大手様。
そんな彼女の心境も事情も知らず、ただただ貴女の作品に惚れました、と初めてイベントでお会い した時に私と相方は突撃して行ったわけだが、それがかえって新鮮だったようである。(笑)
ともあれ、オフなら百戦錬磨の相方を窓口に、大手様との合同誌の話はトントン拍子に進んだ。
絵師の大手様と相方は漫画、私は小説。某日のカプオンリーに合わせた合同誌は、表紙絵に大手様を据え、(私達の気分が)華々しく発行されたのだった。

…が、しかし。
イベント当日に搬入されたダンボールの数を見て私は愕然とした。ナノピコサークルの私達がビビるぐらいの発行部数。
ちょ、その在庫は一生どころか来世の分までありますか。桁間違ってませんか。
私の要らん心配を余所に、長い列をなす壁際の大手様スペでは(彼女の個人誌とともに)その合同誌も順調に売れてゆく。
途中大手様スペの売り子を手伝った相方の話では、同人誌の通販業者が彼女に挨拶に来ていたらしい。
結局残った分はその業者(ほか数社)に委託することになった。大手様だと通販業務もさぞ忙しかろう、などと思っていたが、世の中にはそれを請け負うプロがいるのだ。ナノピコゆえ知らなかった、大手様クオリティ。

この合同誌、次々と売れていったのは明らかに大手様の表紙絵とネームバリューによるものだろうに、彼女は売り上げをきっちり半分にしてくれた。
文字通り束になった千円札が相方の手に渡される。編集・装丁・入稿までを担当した相方には相応のマージンかもしれないが、ただ原稿を書いただけの私はひたすら恐れ入ったのだ……。

そうしてイベント後は通販サイトで扱ってもらうようになった合同誌。大手様のおこぼれとは言え、自分達の本がアソコやソコで売られているなんて、なんだかくすぐったい! まるで自分達も大手様気分!
……と大いなる勘違いをしつつ初めは浮かれていたが、日が経つにつれ小心者の私はまたしても不安になってきた。
いくら大手様を擁しているとはいえ、どっかの馬の骨サークルとの合同誌である。オンリーイベントと違ってネット通販だから、買うほうもじっくり吟味するのではないだろうか。そのための時間も理性(笑)もあるはずだ。
だがそこは、やはり大手様クオリティ。 私なんぞの不安も余所に、合同誌はほどなく完売したのである……! す、すげぇ。来世の分まであると思われたあれだけの在庫が完売!
後になって相方から聞いたのだが、この同人誌通販にはどの店でも(?)審査があるとか。見本誌を送って審査に通れば、通販を請け負ってもらえるシステムだ。大手様との合同誌が通販してもらえたのはつまり、この審査に通ったことになる。
そして大いなる勘違い(笑)をした相方は、ほぼ同時期に発行した私との合同誌(別ジャンル)も送ってみたらしい。二人ともかなり頑張ったし、だからちょっとは自信のある本だったのであわよくば審査に通るかと思ったそうだが、案の定結果はボツ。……だろうさ(笑)

ここでぶっちゃけた話、今回の大手様との合同誌で彼女(=大手様)が描いた作品はイマイチだった。
ジャンル撤退の最後の作品なのにと言うか、それゆえか、これまでの彼女のどの作品よりもストーリー作りが安直に思えた。実際、ページ数も彼女にしてはいつもより少ない。(絵そのものはもちろん神だが)
実は彼女は私達との合同誌より少し前に、新ジャンルでの初めての本を出しており、それを私も差し入れがわりにいただいた。そちらは私と相方がこよなく愛した、神絵師の彼女の作品そのものだった。私達は知らないジャンルだが、タイトルからもストーリーからもあとがきからも「ああ、このカプが本当に好きなんだなあ」とヒシヒシと感じ取れるものがその本にはあった。
なのに私達との合同誌、それに載っている大手様の作品からは、正直そういったものが感じられなかったのだ。
「大手様との合同誌だヒャッホイ」と気合を入れていた私達に対して、彼女はそこまでのパッションはなかったのかもしれない、と私は後になって思った。編集その他を請け負ってくれた相方には決して言えないが。

今までよりテンション低めの(ように思える)大手様の作品。
どっかのナノピコとの合同誌。
不安要素が二つもあってなお、通販サイトの審査に通った本である。途方もない数の在庫が短期間に完売してしまったのも、大手様クオリティのおかげなのだ。
私も相方も、擦り寄りなどという行為が無駄なことは知っている。そもそも自分達は、大手様に擦り寄って相手にしてもらえるレベルじゃないのも重々承知している。だけど今回の件で感じてしまったのだ。
なんか……大手様と一緒だとオイシイんじゃね?(笑)

私達は、大手様に擦り寄る人・擦り寄りたがる人の心理が少しわかってしまったのだった。


以下はメルフォレスです。コメントなしのパチパチもありがとうございました!!
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積年のモヤモヤ
オフで同人活動をしている人はもちろん、オンでROM専の人でも一度は目にしたことがあるだろう「委託」という言葉。
国語辞典での意味はこうだ。

い‐たく【委託/委托】 [名]スル
1 ゆだね任せること。人に頼んで代わりにやってもらうこと。「販売を業者に―する」
2 契約などの法律行為やその他の事務処理を他人に依頼すること。
3 客から取引所の取引員に注文を出すこと。      

――― Yahoo! 辞書大辞泉より引用


そして同人ではこんな意味になる。

同人誌やグッズを自分のサークルのスペース以外の所で売ってもらうこと。      

――― 同人用語の基礎知識より引用


この言葉を同人サイトで見かける時、ほとんどが「委託していただく」という言い回しになっているのだが、どうも私はそれにモヤモヤして仕方がない。
委託するのは自分なのに、それを「していただく」というのはどういうわけか。
まあ意味合いとしては「ご好意に感謝してやっていただく」ということなのだろう。それは充分わかっている。
「委託しました」では偉そうだし事務的だし、人様のスペに自分の本を置いてもらう側の立場として「〜〜していただく」という言い回しにもなるのだろう。

オフ情報として「新刊(委託)」と書かれていれば「ああ、ドコソコのスペに置いてもらうんだな」と理解できるわけだが、「○○様に委託していただきます!」と書かれているのをみると、何度読み返してもモヤモヤが吹っ切れない。この字面どおりだと、委託するのは○○様のようではないか。
委託するのは自分であって、それを受けるのが○○様なのだから、表現としては「委託させていただきます」だろう。もしくは「うちの本を置いていただく」とか「預かっていただく」とか。
「委託」の同人的意味はわかるから、わざわざ「委託していただく」という愉快な表現をしなくてもいいのに、と私は常々思っているのだった。



留守中にも拍手などいただいていました。どうもありがとうございます。
メルフォはリターンアドレスをご記入いただけたら(原則無記入OKですが)、直メルにてねちこいほどのお返事をさせていただきます。ウフ!
以下は拍手&メルフォレスです。コメントなしの拍手もありがとうございました。
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