同人徒然

同人でのモヤモヤが募った時に「王様の耳はロバの耳」的な徒然を吐き出しています


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腐女子と公衆道徳
某日、私はジャンル不問のオフ会に参加した。
待ち合わせたのは、相方とオン友2人。合計4人で会場の居酒屋へと向かう、その道中での出来事を今回は語ってみようと思う。

私が乗換えで利用した某駅構内には、ごくごく小さな書店があった。
どういう理由なのかは知らないが、そこではあらゆるジャンルの書籍・雑誌が必ず発売日の前日、店頭に並ぶ。それを知っていたオン友Aに頼まれて、このオフ会の日、私は翌日発売予定の雑誌を買ったのだ。
Aのジャンルが掲載されている、某少年漫画誌。私は読んでいない作品だが、主人公が描かれた絵を見れば「ああアレだ」とわかるほどには知っている。その掲載誌を買ったあと、ほかの3人と落ち合ったのだった。

乗り込んだのは山手線。平日の夕方だったがラッシュまでにはまだ少し時間があったため、私達4人は運よく並んで座ることができた。それでも徐々に乗客は増え、私達の前にもポツポツ人が立ち始める。
そんな時、Aが早売り雑誌のことを思い出し私に話を振ってきた。わずか1日とはいえ自ジャンルの原作なら早く読みたいだろう。バッグにしまいこんだままうっかり忘れていたものを取り出して、Aに渡す。
私達はどこから見ても社会人ふうの女性グループだし、ガサガサと袋から取り出したのはどこから見ても少年が読むマンガ雑誌なのだが、Aは一瞬もためらうことなく、山手線の車中で早売り本を広げ始めたのだった。

ちょうど、相方がAのジャンルに萌え始めていたこともあり、早売りを手に二人の間で萌えトークが始まる。
この時いた4人のうち、Aと相方は同人歴が長くオフ活動も百戦錬磨のつわものだ。
片や私ともう一人のオン友Zは、ほぼオン専と言ってよいだろう。イベントはもちろん、オフ会に参加するのも未だ片手で足りる程度である。
オン専組の私達は、実際に声に出して萌えトークをする機会がほとんどない。文字でこそ、愛撫だ楔だ白濁だと綴ってはいるものの、「○○のこの顔がエロい」とか「▽▽はやっぱ受けでしょ」といった会話すら、すること・聞くことに慣れていないのだ。
だが今、隣では明らかにオタクくさい(そして明らかに腐っている)会話がなされている。
ちょうど相方ごひいきのキャラが登場していた回らしく、萌えトークはかなり盛り上がっている様子だ。カップリングの名称を口にして、そのオンリーイベントの話にまで花が咲き出す始末。そんな彼女達は、自分の連れである。

…という現実が、その時私はかなり恥ずかしく、いたたまれない気分だった。
Zと「ちょ、声でか……!」とささやき合って彼女達をつついてみたりはしたものの、静かになるのはほんの一瞬で、すぐにまた盛り上がってしまう。さらには二人とも地声がでかかった……。
これがイベント会場ならまったく問題ないし、居酒屋とかタクシーの中だったりしたらそれほど気にすることもないだろう。
だが場所は、そこそこ乗客で埋まっている山手線の車内である。
そんな話ならもっと声をひそめてくれ、と思ってしまった私は腐女子失格だろうか。

だがこの後、Aはさらにすげぇ行動に出た。
今号の自ジャンル原作を読み終えた彼女は、なんと早売り雑誌をメリメリと裂き始めたのだ。自ジャンル以外の部分はとっておく気がないらしい。コミケのカタログで、参加する日のぶんだけカットして持って行くあのノリである。
一見社会人ふうの女性が(Aはれっきとした社会人だが)、ぶ厚いマンガ雑誌を素手で裂いている光景は一種異様だ。
何度も言うが、そこそこ乗客で埋まっている山手線の車内で。

そうしてAがお目当ての箇所を抜き取り終わった頃、ちょうど電車は降りる予定の駅にすべりこんだのだが、すっくと立ち上がったAはあろうことか、裂き終えて不要になった部分を車内の網棚に置こうとしたのだ。
「え、置いてっちゃうの?」と驚く相方に対し、 「だって早売りだもん。見たい人いるかもよ」と答えるA。
そりゃあ早売りなら見たい人もいるだろうが、それは無残にもバラバラにされた雑誌である。そもそも「雑誌」と呼べるのかどうかすら、すでに疑わしい。興味のない人から見たら、ゴミ同然だろう。それを、平然と車内に置いて行こうとするA。
朝の電車内でスッピンからフルメイクを終える女性もいるらしいが、そういう人達同様、Aにも羞恥心というものはないのか。道徳心も欠けているぶん、Aのほうが悪質だ。

「いやいや、それは持って帰ろうよ。せめてゴミ箱に捨てようよ!」などと、子供じみたレベルでオン友を言いつのるのもどうかとためらいはしたが、良識ある社会人として、Aの所業を看過するわけにはいかない。
モラルとマナーを何より尊重する私は、混雑し始めた山手線の車内で毅然と言い放ったのである。
「でも、今回は表紙になってるよ!」
……早売りされていたのは、Aの好きキャラ(主人公)がどどーんとカラーで表紙になっている号だ。それを置き去りにできるはずはなかろう。
「あ、そうだった!」
私の一言が功を奏して、Aは網棚へ伸ばしかけていた腕をひっこめる。そうするうちに電車は止まりドアが開き、私達は目的の駅に降り立った。
今のご時世、保安上の理由から駅にゴミ箱は設置されておらず、結局Aは自分のバッグに雑誌(の残骸)もしまうことになる。うむ、結果オーライ! ……こうして、良識的な社会人であり、モラルとマナーを何より尊重する私の宵は過ぎていったのだった。


以下はメルフォレスです。 コメントなしのパチパチもありがとうございました!!


・てけ様
たくさんのコメントをいただき、また、アドレスを教えてくださりありがとうございました。
今月始めに、直メールにてお返事を差し上げております。でも確か、私が使っているメルサバとてけ様のところは相性が悪かったような覚えが…… もしお手元に届いていない場合は、別のサバから再送信してみますので、どうぞご遠慮なく仰って下さいませ。ネチこいほど書き連ねたので、どうしても読んで欲しいです(笑)

・ぺち子様
更新がなくご心配をおかけしてしまいました。実は自サイトの方で鬼のように更新して(いたわけない)
リアルでテンパるとあらゆるモチベーションが下がってしまうものですから、ここの更新が滞っている時は、自サイトで鬼更新しているか、リアルでテンパっているのだと思って下さい。1:9の割合で後者が理由です(笑)
新記事にもお付き合いいただきありがとうございます。
「相互リンクで負のスパイラル」とか「義理と義務でガチガチになっていた」というコメントに、私こそ激しく同意いたしました。あれ、もしかしてぺち子様と同ジャンルだった……?(笑)

リンク報告が「見に来ることを半ば強制」と思われるのも、私と同じです。好きサイトの掲示板に片っ端から「リンクしました!お手すきの時にでもご確認下さい!」なんて書き込みしまくっていた頃が懐かしいです。あの頃は純粋無垢だった(ような気がする) そして気楽ですが寂しいんですよね。わかります、本当に勝手です(笑)
たかがオンラインの付き合いを、こんなに小難しく感じているのは自分だけかな、と当時はずいぶんモヤモヤしたものですが、もしかしたらみんなも同じだったのかもしれない、と思いました。 ぺち子様のご経験も語っていただき、ありがとうございました。また愚痴吐きにお付き合いいただけると嬉しいです。

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